ベニアシ
【年　生】　多年草(宿根草)
【花　色】　観葉
【花　期】　秋
【草　丈】　50cm
【日　照】　日向
【耐寒性】　寒さに強い（耐寒性あり）

ベニアシは、日本の湿地や湖沼でよく見られる大型の多年草で、古来から日本人の生活に密接に関わってきました。
日本語で「ベニアシ」とは、「赤い足」という意味で、これは秋になると茎が赤く染まる特徴から名付けられました。
この植物は、優雅な姿と耐寒性が高く、湿地の安定と浄化作用があることから、庭園や公園の造園材料としても広く利用されています。ベニアシは特に水辺の景観を美しく彩り、風にそよぐ姿が自然の調和を感じさせます。また、その強い繁殖力と環境適応力から、護岸植物としても有用です。
現在では、庭園の湿地エリアや池の周りに植えられることが多く、独特の雰囲気を作り出すための重要な植物とされています。
ベニアシはまた、生態系の一部としても重要な役割を果たしており、鳥や昆虫の生息地を提供します。このように、ベニアシは美しさと実用性を兼ね備えた植物であり、自然環境の保全にも寄与しています。

■ 科名 : イネ科 (Poaceae)

■ 学名 : Phragmites communis

■ 起源 : ベニアシは、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、北アメリカの湿地に広く分布しており、日本では古くから自生しています。

■ 花期 : ベニアシの花期は晩夏から秋にかけてで、主に8月から10月にかけて開花します。

■ 花色 : 花色はベージュから紫がかった茶色で、穂状の花が風に揺れる様子が特徴的です。

■ 育て方 :
場所：日当たりの良い湿地や水辺が最適です。庭の池や湿地エリアに植えると良いでしょう。
土壌： 湿った土壌を好みますが、比較的乾燥した土壌でも適応可能です。
水やり： 湿地植物のため、水を切らさないように注意が必要です。特に夏場は十分な水を与えましょう。
肥料：肥沃な土壌を好むため、定期的に有機肥料を与えると良い成長を促します。
剪定： 冬に地上部が枯れるので、早春に古い茎を刈り取ることで新しい成長を促します。
繁殖： 種子や株分けによって容易に増やすことができます。春や秋に適した方法です。

ベニアシは、その美しい姿と環境への適応力から、多くの庭園や公園で愛される植物です。育てやすく、自然景観の一部としても魅力的です。

【苗の状態について、どうぞご了承ください】

商品画像はイメージです。
販売する苗は休眠期、成長期、開花期、花後、植物のサイクルに伴い状態が違います。具体的には下記の状態でお届けする場合があります。

・休眠期…地上部が無い、または枯れている状態。地下部のみで休眠中。

・生育期の前半…前年の枯れ葉が残っている・花が無い、丈が短い。

・鑑賞適期…花・葉が鑑賞できる。

・生育期後半…姿が乱れ枯れ葉が目立つなど

尚、当店では宿根草を苗としての販売が基本となり、何年かその環境で育てていただくことにより開花するものもありますので購入年の開花を保証するものではありません。

また、入荷時期などの理由により同じ商品でも生育状況に差が出る場合があります。

（商品名に「花芽あり」など状態を掲示してある場合は、その状態のものをお送りいたします）

どうぞご了承ください。

【苗のポットサイズについて】

商品に「１０．５ｐ」または「3号」などの表記がある場合、使用するポット（鉢）の直径を示します。

（10.5pは10.5センチ、3号は9センチ[1号=1寸約3センチ]の直径の鉢）。

特別表記がない場合は通常9cmポットを主に使用していますが、入荷時の状態などにより変わる場合もあります。