早咲きサツマノギク
【年　生】　多年草(宿根草)
【花　色】　白
【花　期】　秋
【草　丈】　30cm
【日　照】　日向
【耐寒性】　寒さに強い（耐寒性あり）

「早咲きサツマノギク」──秋の訪れを告げる、やさしい山野草の魅力

秋の風が少しずつ肌に心地よく感じられる頃、庭先や鉢植えにそっと咲く小さな花が、季節の移ろいを教えてくれます。
そんな風情ある花のひとつが「早咲きサツマノギク」。

この花は、九州・薩摩地方に自生する「サツマノギク」の中でも、特に早く咲き始める品種。
一般的なサツマノギクよりも一足早く、晩夏から秋の初めにかけて可憐な花を咲かせてくれるため、
秋の庭づくりにぴったりの山野草として人気があります。

その姿は、どこか懐かしく、そして凛とした美しさ。
小ぶりな白い花びらと黄色い中心が、楚々とした印象を与えながらも、
しっかりと季節の彩りを添えてくれます。

庭の片隅に、鉢植えの寄せ植えに、あるいは玄関先の小さなスペースに。
どんな場所にも馴染み、和の空間にも洋の雰囲気にも自然と溶け込むのが、
この「早咲きサツマノギク」の魅力です。

　

由来と魅力

「サツマノギク」は、もともと九州の山野に自生する山野草で、
その名の通り薩摩（現在の鹿児島県）にちなんで名付けられました。

野趣あふれる姿ながら、どこか品のある佇まいが、
古くから茶花や庭の彩りとして親しまれてきました。

その中でも「早咲きサツマノギク」は、開花時期が早く、
秋の始まりを告げる花として重宝されています。

山野草の中でも育てやすく、丈夫で手間がかからないのも嬉しいポイント。
初心者の方でも安心して育てられるので、
ガーデニングを始めたばかりの方にもおすすめです。

　

暮らしに寄り添う存在

「早咲きサツマノギク」は、見た目の可憐さだけでなく、
その育てやすさと丈夫さから、日々の暮らしにそっと寄り添ってくれる存在です。

朝の光を浴びて咲く姿は、忙しい日々の中にほっとする時間を与えてくれます。
また、季節の移ろいを感じるきっかけにもなり、
自然とのつながりを感じるひとときを演出してくれます。

鉢植えで育てれば、ベランダや玄関先でも楽しめますし、
庭に植えれば、他の山野草との組み合わせで、より豊かな風景を作ることもできます。

　

【育て方のポイント】

・日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育ちます
・水はけの良い土を選び、鉢植えの場合は底に軽石などを敷くと安心です
・乾燥には比較的強いですが、夏場の高温期は水切れに注意しましょう
・花が終わったら、こまめに摘み取ることで次の花が咲きやすくなります
・冬は地上部が枯れますが、春にはまた芽吹いてくるので、根を残しておきましょう
・肥料は控えめでOK。春と秋に緩効性のものを少量与える程度で十分です

　

季節の移ろいを感じる庭づくりに、
やさしい彩りを添えてくれる「早咲きサツマノギク」。

山野草ならではの素朴な美しさと、育てる楽しさをぜひ味わってみてください。

　

ぜひ、あなたの暮らしの中に「早咲きサツマノギク」のやさしい風景を取り入れてみませんか。
自然と心がほぐれる、そんなひとときがきっと訪れます。



【苗のポットサイズについて】

商品に「１０．５ｐ」または「3号」などの表記がある場合、使用するポット（鉢）の直径を示します。

（10.5pは10.5センチ、3号は9センチ[1号=1寸約3センチ]の直径の鉢）。

特別表記がない場合は通常9cmポットを主に使用していますが、入荷時の状態などにより変わる場合もあります。



【苗の状態について】

商品画像はイメージです。
販売する苗は休眠期、成長期、開花期、花後、植物のサイクルに伴い状態が違います。具体的には下記の状態でお届けする場合があります。

・休眠期…地上部が無い、または枯れている状態。地下部のみで休眠中。

・生育期の前半…前年の枯れ葉が残っている・花が無い、丈が短い。

・鑑賞適期…花・葉が鑑賞できる。

・生育期後半…姿が乱れ枯れ葉が目立つなど