ハコネギク
【学　名】　Aster viscidulus
【年　生】　多年草(宿根草)
【花　色】　白
【花　期】　夏
【草　丈】　50cm
【日　照】　日向
【耐寒性】　寒さに強い（耐寒性あり）

「ハコネギク」という名前は、神奈川県の箱根地方で多く見られることに由来しています。
この美しい花は、かつて箱根の山々やその周辺の湿地帯に自生しており、その優雅な姿から「箱根の菊」として親しまれていました。
菊の一種でありながら、従来の菊とは異なり、より野生的で自然に溶け込むような姿が特徴的です。細長い葉と、清らかな白色や淡紫色の花が、自然の中で静かに存在感を放っています。
特にハコネギクは、風に揺れると、その繊細な花びらが軽やかに揺らめく様子が美しく、ガーデニングや景観づくりに人気があります。箱根地方の自然を思わせる風情を持つハコネギクは、見た目の美しさと共に、日本の風景に溶け込む親しみやすさが魅力です。

ハコネギクは特に初心者にも育てやすく、手入れも簡単です。寒冷地に強いため、山間部や高原の庭でも良く育ちます。ハコネギクを植えて、自然の風景を日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。




■科名: キク科

■学名: Aster viscidulus

■起源: 日本（主に箱根地方）

■花期: 8月?10月

■花色: 白、淡紫色

■育て方
1.日当たりと場所：
ハコネギクは、日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも十分に育ちます。風通しが良い場所が理想的です。

2.土壌：
水はけの良い土壌が適しています。軽く湿った状態を保つと、根の発育が良くなります。

3.水やり：
乾燥にやや強いですが、土が乾きすぎないように適度な水やりが必要です。特に夏場は乾燥しやすいので注意しましょう。

4.肥料：
春と夏の成長期には、月に一度程度、薄めの液体肥料を与えるとよいです。

5.剪定と手入れ：
枯れた花や葉はこまめに取り除くことで、見た目を美しく保てます。花期が過ぎた後は、株元から剪定しておくと、翌年も元気に咲きます。

6.病害虫対策：
ハコネギクは比較的病害虫に強いですが、湿気が多い場所ではカビやうどんこ病に注意が必要です。風通しを良くし、過度な水やりを避けましょう。

ハコネギクを育てることで、自然な美しさと落ち着いた雰囲気を庭やベランダに取り入れることができます。

【苗のポットサイズについて】

商品に「１０．５ｐ」または「3号」などの表記がある場合、使用するポット（鉢）の直径を示します。

（10.5pは10.5センチ、3号は9センチ[1号=1寸約3センチ]の直径の鉢）。

特別表記がない場合は通常9cmポットを主に使用していますが、入荷時の状態などにより変わる場合もあります。



【苗の状態について】

商品画像はイメージです。
販売する苗は休眠期、成長期、開花期、花後、植物のサイクルに伴い状態が違います。具体的には下記の状態でお届けする場合があります。

・休眠期…地上部が無い、または枯れている状態。地下部のみで休眠中。

・生育期の前半…前年の枯れ葉が残っている・花が無い、丈が短い。

・鑑賞適期…花・葉が鑑賞できる。

・生育期後半…姿が乱れ枯れ葉が目立つなど