大花オケラ
【年　生】　多年草(宿根草)
【花　色】　赤
【花　期】　秋
【草　丈】　50cm
【日　照】　日向
【耐寒性】　寒さに強い（耐寒性あり）

「大花オケラ」
秋の風にそっと揺れる、やさしい花姿。　 その静かな存在感に、思わず足を止めたくなるような魅力を持つのが「大花オケラ」です。
山野草のひとつであるオケラは、古くから日本の自然に寄り添ってきた植物。　 その中でも「大花オケラ」は、ふっくらとした花が特徴で、ひときわ目を引く美しさがあります。
淡いピンクや白の花びらが、まるで和紙のように繊細で、どこか懐かしさを感じさせてくれる。　 庭先や玄関先にそっと置くだけで、空間にやさしい彩りと季節の気配を運んでくれます。
ホソバオケラと並べて植えると、葉の形や花のサイズの違いが際立ち、　 山野草ならではの自然なコントラストが生まれます。
「オケラ」という名前は、古くは薬草として使われていた「朮（オケラ）」に由来すると言われています。　 根には独特の香りがあり、漢方やお灸の材料としても知られてきました。
そんな歴史ある植物が、現代の暮らしにもそっと寄り添ってくれるのは、なんとも嬉しいこと。　 和モダンな空間づくりや、ナチュラルなインテリアにもよく馴染みます。
ホソバオケラに比べて葉がやや広く、花も大きめの「大花オケラ」。　 その優しい風合いは、忙しい日々の中でふと立ち止まるきっかけをくれるような存在です。
鉢植えでも地植えでも育てやすく、季節の移ろいを感じながら楽しめるのも魅力のひとつ。　 山野草好きの方にはもちろん、自然を暮らしに取り入れたい方にもおすすめです。

【育て方のポイント】
・半日陰?日向の環境を好みます。直射日光が強すぎる場所は避けましょう。
・水はけの良い土を選び、鉢植えの場合は底に軽石などを敷いて通気性を確保します。
・乾燥にはやや弱いため、土の表面が乾いたらこまめに水やりを。
・寒さには比較的強いですが、霜が降りる地域では冬場に根元を保護すると安心です。
・植え替えは春か秋が適期。根が詰まってきたら、ひと回り大きな鉢に移してあげましょう。
・ホソバオケラなど他の山野草と寄せ植えにすると、自然な雰囲気がより引き立ちます。

季節の風を感じながら、ゆったりと育てる「大花オケラ」。　 その花が咲く頃には、きっと暮らしの中にも、やさしい時間が流れていることでしょう。
ぜひ、あなたの庭や玄関先に「大花オケラ」の彩りを添えてみてください。　 自然とともにある日々が、もっと豊かに感じられるはずです。


【苗のポットサイズについて】

商品に「１０．５ｐ」または「3号」などの表記がある場合、使用するポット（鉢）の直径を示します。

（10.5pは10.5センチ、3号は9センチ[1号=1寸約3センチ]の直径の鉢）。

特別表記がない場合は通常9cmポットを主に使用していますが、入荷時の状態などにより変わる場合もあります。



【苗の状態について】

商品画像はイメージです。
販売する苗は休眠期、成長期、開花期、花後、植物のサイクルに伴い状態が違います。具体的には下記の状態でお届けする場合があります。

・休眠期…地上部が無い、または枯れている状態。地下部のみで休眠中。

・生育期の前半…前年の枯れ葉が残っている・花が無い、丈が短い。

・鑑賞適期…花・葉が鑑賞できる。

・生育期後半…姿が乱れ枯れ葉が目立つなど