ヒゴシオン
【年　生】　多年草(宿根草)
【花　色】　青
【花　期】　秋
【草　丈】　40cm
【日　照】　日向
【耐寒性】　寒さに強い（耐寒性あり）

ヒゴシオン──
その名前に、どこか懐かしさと優しさを感じる方もいらっしゃるかもしれません。
「ヒゴ」は熊本県の旧国名「肥後」から、
「シオン」は紫苑（しおん）という秋に咲く美しい花の名前。
つまり「ヒゴシオン」は、肥後地方に由来する紫苑の一種、
日本の風土に根ざした山野草のひとつです。
素朴でありながら、凛とした佇まい。
秋の庭にそっと咲くその姿は、まるで静かな詩のよう。
派手さはないけれど、見る人の心に深く残る美しさを持っています。
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ヒゴシオンは、山野草の中でも特に人気の高い品種。
その理由は、育てやすさと、花の持つ品格にあります。
淡い紫色の花びらが幾重にも重なり、
風に揺れるたびに、どこか懐かしい香りを運んでくれるような気がします。
一輪でも絵になるその姿は、
和の空間はもちろん、洋風のガーデンにもよく馴染みます。
鉢植えにして玄関先に置けば、
訪れる人の目を引き、季節の移ろいを感じさせてくれるでしょう。
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ヒゴシオンは、古くから日本人に愛されてきた山野草。
その背景には、紫苑という花が持つ「追憶」や「思慕」といった花言葉も関係しています。
大切な人を思う気持ちを、そっと託すように咲くヒゴシオン。
その姿に、心を癒される方も多いのではないでしょうか。
また、山野草としての魅力は、
自然のリズムに寄り添うような育て方ができること。
手をかけすぎず、でも目を離さず。
そんな距離感が、忙しい日々の中で心の余白をつくってくれます。
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【育て方のポイント】
・日当たりの良い場所を好みますが、真夏の直射日光は避けましょう
・水はけの良い土を使い、鉢植えの場合は底に軽石などを敷くと安心です
・乾燥には強いですが、土が完全に乾く前に水やりをするのが理想的です
・冬場は地上部が枯れますが、根は生きていますので春を待ちましょう
・花が終わったら、枯れた部分をこまめに取り除くことで株が元気に保てます
・肥料は控えめに。春と秋に緩効性のものを少量与える程度で十分です
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ヒゴシオンは、育てる人の心に寄り添うような山野草。
その静かな美しさは、日々の暮らしにそっと彩りを添えてくれます。
ぜひ、あなたの庭や玄関先に、
ヒゴシオンのやさしい風景を迎えてみませんか。
季節の移ろいとともに、
心に残るひとときをきっと運んでくれるはずです。


【苗のポットサイズについて】

商品に「１０．５ｐ」または「3号」などの表記がある場合、使用するポット（鉢）の直径を示します。

（10.5pは10.5センチ、3号は9センチ[1号=1寸約3センチ]の直径の鉢）。

特別表記がない場合は通常9cmポットを主に使用していますが、入荷時の状態などにより変わる場合もあります。



【苗の状態について】

商品画像はイメージです。
販売する苗は休眠期、成長期、開花期、花後、植物のサイクルに伴い状態が違います。具体的には下記の状態でお届けする場合があります。

・休眠期…地上部が無い、または枯れている状態。地下部のみで休眠中。

・生育期の前半…前年の枯れ葉が残っている・花が無い、丈が短い。

・鑑賞適期…花・葉が鑑賞できる。

・生育期後半…姿が乱れ枯れ葉が目立つなど