キセワタ
【学　名】　Leonurus macranthus
【年　生】　多年草(宿根草)
【花　色】　青
【花　期】　秋
【草　丈】　40cm
【日　照】　半日陰
【耐寒性】　寒さに強い（耐寒性あり）

秋の風に揺れる、可憐な花姿。
そんな風景に心惹かれる方へおすすめしたいのが「ヤマラッキョウ」です。

ヤマラッキョウは、山野草の中でも特に女性に人気の高い植物。
その理由は、繊細で上品な花姿と、どこか懐かしさを感じさせる佇まいにあります。

名前の通り、山に自生するラッキョウの仲間で、
細長い葉と、秋に咲く赤紫色の小さな花が特徴です。
花はまるで星のように広がり、風にそよぐ姿はとても優雅。

庭先や鉢植えで育てれば、秋の訪れをそっと知らせてくれる存在になります。
また、山野草としての魅力もたっぷり。
自然の中で育ったような風情を、日常の空間に取り入れることができます。

ヤマラッキョウは、古くから日本各地の山地に自生しており、
その姿は万葉集などにも詠まれていたとも言われています。
野趣あふれる姿ながら、どこか品があり、
和モダンな空間づくりにもぴったりの山野草です。

特に30代〜50代の女性の間では、
「季節を感じる暮らし」や「自然との調和」を大切にする方が多く、
ヤマラッキョウはその想いに寄り添う植物として選ばれています。

鉢植えで育てれば、ベランダや玄関先でも楽しめますし、
庭に植えれば、秋の彩りとして存在感を放ちます。
他の山野草との寄せ植えもおすすめ。
例えば、ホトトギスやシュウメイギクなどと組み合わせると、
秋の風情がぐっと深まります。

また、ヤマラッキョウは丈夫で育てやすいのも魅力のひとつ。
初心者の方でも安心して育てられる山野草です。
ただし、いくつかのポイントを押さえておくと、
より美しく、長く楽しむことができます。

以下に、育て方のポイントをまとめました。

【育て方のポイント】
・日当たりの良い場所を好みますが、真夏の直射日光は避けましょう。
・水はけの良い土を使うのが基本。山野草用の培養土がおすすめです。
・鉢植えの場合は、底に軽石を敷いて通気性を確保すると根腐れ防止になります。
・水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと。過湿は避けましょう。
・冬は地上部が枯れますが、根は生きています。春にはまた芽吹きますので、掘り起こさずそのままに。
・肥料は春と秋に、緩効性のものを少量与える程度で十分です。
・花が終わったら、花茎を切り戻して株の負担を減らしましょう。

ヤマラッキョウは、季節の移ろいを感じさせてくれる山野草。
その姿に癒されながら、日々の暮らしに自然の彩りを添えてみませんか。

忙しい毎日の中でも、ふと目にするヤマラッキョウの花が、
心にやさしい風を運んでくれるはずです。

山野草の魅力を、ぜひご自宅で育てながら味わってみてください。
ヤマラッキョウは、そんな穏やかな時間をもたらしてくれる植物です。


【苗のポットサイズについて】

商品に「１０．５ｐ」または「3号」などの表記がある場合、使用するポット（鉢）の直径を示します。

（10.5pは10.5センチ、3号は9センチ[1号=1寸約3センチ]の直径の鉢）。

特別表記がない場合は通常9cmポットを主に使用していますが、入荷時の状態などにより変わる場合もあります。



【苗の状態について】

商品画像はイメージです。
販売する苗は休眠期、成長期、開花期、花後、植物のサイクルに伴い状態が違います。具体的には下記の状態でお届けする場合があります。

・休眠期…地上部が無い、または枯れている状態。地下部のみで休眠中。

・生育期の前半…前年の枯れ葉が残っている・花が無い、丈が短い。

・鑑賞適期…花・葉が鑑賞できる。

・生育期後半…姿が乱れ枯れ葉が目立つなど